この小さなクレバス(氷の割れ目)は水で一杯です。クレバスの底には幾つも小さな穴があり、そこに土砂が溜まります。モレーン(氷河によって運搬された岩くずによって作られた堆積地形)近くのクレバスはよく土砂や岩くずで一杯になります。長い年月の間に氷河の表面が土砂で詰まった穴まで融け、その下の氷(新出した氷河の表面)を土砂が覆ったかたちになるわけです。 写真: Bill Eichenlaub