写真の黒い線は、体長約5ミリのコオリミミズ(氷蚯蚓)。コオリミミズは氷河氷の中や氷河上の雪の中で過ごします。固くて青い氷河氷の中ではなく、氷河の表面にある粒状の氷に生息します。冷たい環境に順応しており、0度以上に温度が上がると死んでしまいます。明るい日光を避けるため、通常夜か明け方に見られます。粒状の氷やざらめ雪に生えるピンクの雪氷藻類(スノーアルジー)などの微細生物を食べて生きています。 (コオリミミズの学名:Mesenchytraeus solifugus、俗名:Ice worm)写真: Bill Eichenlaub