コオリガモ(氷鴨)。春には何百羽と集まります。独特な「アオ、アオナ〜」とよく通る声で鳴き、何百羽も一緒に鳴くと実に騒然としたコーラスになります。鳥が水面すれすれ、水面から翼の長さの半分以下の高さを飛行すると、ふっと上昇するような、また前に進むような現象が発生します(飛行機も同様)。例えば、翼の長さが60センチだとすると、水面から30センチ以下の高さを飛ぶと、エネルギーを節約することができます。写真のカモは「地面効果」として知られているその飛行の現象を利用して水面すれすれを飛んでいます。 (コオリガモの学名:Clangula hyemalis、俗名:Long-tailed duck。 以前はOldsquawと呼ばれた。)写真: Sean Neilson