大好物の柳の枝を食べるオスのヘラジカ(箆鹿)。ヘラジカがグレーシャーベイ(Glacier Bay)国立公園に住むようになったのは比較的最近、1960年代でした。200年前、グレーシャーベイの殆どは氷に覆われていましたが、氷が後退するにつれ陸地が現れ、柳などの植物が成長しました。ヘラジカは、グレーシャーベイ国立公園入り口のグスタバス(Gustavus)市から約90km北のヘインズ(Haines)地方から、公園の東部のアダムス入り江(Adams Inlet)近くのエンディコット・ギャップ(Endicott Gap)と呼ばれる道を通り南下しました。
写真: Sean Neilson