グレーシャーベイ(Glacier Bay)国立公園では他の場所とは比較にならないほど野イチゴが豊富です。隣のグスタバス市がもともとストロベリー・ポイント(イチゴ岬)と呼ばれたのもそのためです。小氷河期の氷山が後退した後、何百キロメートルもの砂浜が残り、それが野イチゴに最適な砂地へと変化しました。今日では、七月上旬にはクマも人間も野イチゴを探しに出掛けます。野イチゴの実は店で売られているイチゴよりずっと小さいですが、日を十分浴びて熟した実は比べものにならないほど甘く凝縮された味です。 写真: Sean Neilson