グレーシャーベイ(Glacier Bay)国立公園にはベイヒバ(米ひば)の木立はあまりありません。残っている木立は、数百年前まで続いた小氷河期の氷にやられなかった森林の名残りです。この写真のベイヒバは、フレームの上部のゴゼンタチバナ(御前橘)に手を伸ばしているように見えます。この写真を見るだけで、鼻にツンとくる湿地の匂いがします。 (ベイヒバの学名:Cupressus nootkatensis、俗名:Yellow cedar。日本語ではアラスカヒノキ、アラスカシーダー、イエローシーダーなどとも呼ばれる。ゴゼンタチバナの学名:Cornus canadense、俗名:Dwarf dogwood、Bunchberry。) 写真: Sean Neilson