ミューア入り江(Muir Inlet)の「くの字形」の部分の光景。リグス氷河(Riggs Glacier)とミューア氷河(Muir Glacier)の水辺は、1961年に分離し1967年にはまだ氷山が海中へ崩壊していました。その頃、東に位置するマクブライド氷河(McBride Glacier)からリグス氷河へ氷が移動していましたが、暫くするとマクブライド氷河は入り江に後退したため、リグス氷河への氷の量はぐっと減りました。ちなみに、写真の右手前方に見えるマクブライド氷河の氷河舌は、古い氷が新しい氷に押されている(黒い氷堆石の線)のがわかります。おそらく、マクブライド氷河は後退中にも小さい前進があったものと考えられます。 写真: Greg Streveler