過去二万年の間に、大氷原がグレーシャーベイ(Glacier Bay)の狭湾で前進後退を繰り返しました。この写真の木は、約二千年前にマクブライド入り江(McBride Inlet)に生えていたものが小石に覆われ、前進する氷の下敷きになりました。過去100年の間に氷山が後退するにつれ、埋もれていた木が顔を出し、空気に触れて少しずつ朽ちていきます。このような間氷河期の古い木の収集許可を得た科学者は、年輪分析や放射性炭素による年代測定法を使って、グレーシャーベイの氷河の前進、後退の再構築を試みています。 写真: Elizabeth Flory