アラスカ東南部に住む先住民のクリンキット族にとって、おそらく一番大切な植物はアメリカハリブキでしょう。刺の多いこのウコギ科の植物は、何世紀もの間薬用植物として重宝されてきました。この写真は、早春のまだ葉が出てくる前の状態です。葉は人間の頭よりも大きく、葉の裏側は刺で一杯です。丘の傾斜面に生えるため、ハイキングする時には邪魔になることもありますが、友人の言うように、革手袋をはめてハイキングすれば、アメリカハリブキは「強い味方」になるでしょう。
(アメリカハリブキの学名:Oplopanax horridus、俗名:Devil’s club) 写真: Sean Neilson