水中で背中をこすり合うザトウクジラ。ザトウクジラの学名はMegaptera novaeangliaeで、「ニューイングランド地方の巨大なひれを持ったもの」という意味です。それは、ザトウクジラがニューイングランド地方で初めて同定されたこと、また、胸びれが巨大で体長の三分の一ほどにもなるためです。体長13メートルの雄なら、ひれが4メートル以上にもなるということです。また、胸びれの骨の構造は人間の腕のそれと似ています。ザトウクジラの行動はまだ知られていないことが多く、なぜ写真のような行動をするのかは定かではありません。
写真: Sean Neilson